31冊目 脳を最適化すれば脳力は2倍になる(樺沢紫苑)
仕事のモチベーションが上がらない。もっと効率よく仕事がしたいのにどうすれば...。7つの脳内物質を上手に使い、効率アップ
『仕事のモチベーションが上がらない』、『もっと効率よく仕事がしたいのにどうすれば...』。この本は仕事に限らず、そんな悩みを持っている人におすすめの一冊です。
この本では脳科学的な観点から、仕事の効率化のアドバイスがされています。7つの脳内物質を上手に使えば、仕事のモチベーションも効率もアップです。一緒に脳内物質について勉強してみませんか。
本書の1ポイントは
7つの脳内物質の上手に使い方
です。
概要
リンク
■概要
7つの脳内物質を上手に使えば、仕事のモチベーションも効率もアップ
■3ポイント
1. 「脳内物質」ごとに違った役割と活用法がある! 2. どれか1つが多すぎてもダメ。重要なのは「バランス」 3. 7つの脳内物質
■著者
樺沢紫苑
■更新日
2020.04.08 |
3ポイント
1. 「脳内物質」ごとに、違った役割と活用法がある!
たとえば、ドーパミンをが分泌されるとモチベーションが上がり、作業効率がアップします。
脳の機能はこういった脳内物質でコントロールされています。そのそれぞれの役割を理解し、正しく使う方法を知れば、十分に活用できます。そうすれば、あなたは脳の機能を十二分に引き出せます。そうすれば、あなたの仕事は格段に効率アップします。
あなたが頑張らなくても、 脳内物質が勝手に仕事をしてくれるのです。
2. どれか1つが多すぎてもダメ。重要なのは「バランス」
脳内物質はバランスが重要です。何か一つが過剰であっても、不足しても体のどこかに支障をきたします。最高のパフォーマンスを出すにはバランスが重要です。
たとえば、ドーパミンが分泌しすぎて、制御不能な状態になれば「依存症」です。それを制御するには「セロトニン」が必要です。逆に、ドーパミンが分泌できず、不足した状態 は「パーキンソン病」となります。
3. 7つの脳内物質
ドーパミン
何かを達成し、報酬を得たとき分泌し、幸福感をもたらす。
「小さな目標設定→実行→達成→ご褒美→次の目標設定」のサイクルでドーパミンを分泌し、効率アップ。
ノルアドレナリン
恐怖や不安などによってノルアドレナリンが分泌されると、注意・集中力、覚醒度がアップします。
締め切りを設定して自分を追い込むとノルアドレナリンが分泌され、効率が大きくアップ。ただし、短期間だけの効果で、やりすぎるとストレスになり効率ダウン。
アドレナリン
腹の底から大声を出すと分泌され、興奮や怒りとともに身体機能を瞬間的に高めてくれます。
腹の底から大声を出して、アドレナリンを分泌し、瞬間的に身体機能をアップ。ただし、やりすぎるとパニック状態にそんな時は深呼吸。
セロトニン
「日光を浴びる」「リズム運動」「咀嚼」「感動」などにより分泌され、覚醒や心の安定化をもたらします。
煮詰まった時には日に当たったり、軽い運動をしたり、お昼ご飯をたべたり、映画を見たり、それにより頭がクリアになったり、心が落ち着つきます。
メラトニン
暗がりな場所にいると分泌され、眠りにいざなう疲労回復には不可欠な物質です。
寝る前、寝るときは暗がりの部屋で過ごすことで、熟睡でき疲労回復力アップ
アセチルコリン
作業、軽い運動、軽い睡眠などにより分泌され認知機能の向上とひらめきを与えます。
やる気が出なくてもとりあえず作業を始めるそれだけでアセチルコリンが分泌され、やる気が出てきます。それでもだめなら、外に出たり、昼寝をしたり、作業内容を変えるとやる気が出ます。さらにひらめきも生まれやすいです。午後から夜にかけて出やすく、夜はアイデアだしなど創造的な仕事がおすすめ。(セロトニン、ドーパミンが出やすい朝は論理的な仕事がおすすめ)
エンドルフィン
「運動」「激辛料理を食べる」「油っぽいものを食べる」「チョコレートを食べる」「熱い風呂に入る」「鍼治療」「喜んで作業をする」などにより分泌され、至福感・恍惚感が出る。いわゆるハイな状態(ゾーンに入った状態)。この状態は無敵な状態。なんでもできる。
仕事を頼まれた時は「喜んで」やる癖をつけましょう。失敗しても感謝ようにしましょう。その喜びがあなたを無敵状態にします。
アクションプラン
この本から学び今後に生かそうと思う私のアクションプランですが、
仕事を頼まれたら喜んでする。
です。のほかの脳内物資に関連する行動も場面、場面で使い分け、効率アップを目指します。