速読の方法①~始める前に知っておきたい速読の3つのタイプ~

速読
できるものならやってみたい。
けど正直胡散臭くて、ほんとにできるのかどうか疑問。
速読。
できるものならやってみたい。
けど正直胡散臭くて、ほんとにできるのかどうか疑問。
そんな方が多いのではないでしょうか?
過去にチャレンジしたけど、失敗した方もいるかもしれません。
私も学生時代一度チャレンジして、チャレンジ失敗。
しかし、今では速読をマスターし、1冊の本を10分から30分程度で読んでいます。
どうして速読にチャレンジし、失敗したのでしょうか?そして、なぜ今は速読ができるようになったのでしょうか?
失敗の原因は一番難しい速読法をチャレンジしていたから。
実は速読といっても数々の速読法があることを知っていましたか?
ここでは、速読を始める前に知っておきたい速読のタイプを、大きく4つに分けてご紹介します。
この3つのタイプの速読の特徴、メリット、デメリットそして難易度を知ることが大事。
そして、いきなり難しいタイプではなく簡単な速読から始めましょう。
そうすれば、誰でも簡単に速読をマスターできますよ。
というわけで、今回のポイントは
特徴、メリット、デメリット、難易度
始める前に知っておきたい速読の3つのタイプ
です。

速読の3つのタイプ
早速ですが、速読は大きく次の3つのタイプに分けることができます。
- フォトリーディングタイプ
- キーワードリーディングタイプ
- ハイサイクルリーディングタイプ
この3つは使用目的も違えば、トレーニング法も習得難易度も違います。
速読を始める前にこの3つの違いを知っておくことが何より大事。
違いを知り、目的に合った選択、そして難易度を理解する。これが速読を始める前の第一歩。
その3つのタイプがいったいどんなものかご紹介しましょう。
フォトリーディングタイプ
フォトリーディングとは毎秒1ページのスピードで本をめくり、写真を撮るように本の情報を脳にインプットする速読術。
この速読法ではなんと1冊5分以内で読み終えることができます。
この速読法はサブリミナル効果を応用した方法です。
インプットは無意識化で行われ、読み終わった後、無意識でインプットされた情報を意識的に情報を思い出すことで速読が完了します。
おそらく、フォトリーディングは最も有名な速読法。
速読と聞くと、パラパラパラっとページをめくる姿を思い浮かべるでしょう。それがフォトリーディングです。
そのやり方は
■やり方
- 本を読む前にその本から何を学びたいか考える。
- ページ/秒ペースでページをめくりながら、各ページを無意識に眺める。
- 読み終わった本思い浮かべ、大切だった部分を意識する。
そして、この方法のメリットは
■メリット
- とにかく速い!!(1ページ/秒。200ページの本は5分で読み終える)
逆にデメリットは
■デメリット
- 習得が難しい。習得できるどうかは、感覚をつかめるかどうかにかかっている。
- 深い理解には適さない
- その本の分野に関する知識量がある程度ないと通用しない
とにかく速いことが魅力的ですが、その分習得難易度が難しいのが欠点。
私も一瞬その感覚をつかみかけた瞬間はありましたが、その感覚も一瞬だけ….
最も有名な速読法なだけあって、真っ先に手を出す方が多い速読法ですが、難易度が高いため、途中で挫折する人もいるようです。
その為、いきなりこの方法にチャレンジするのはおすすめしません。
その他の速読法で実践を重ね、目と頭が速読に慣れてきてからチャレンジするのが良いでしょう。
また、得られた情報に対する深い理解も得られないため、表面的な浅い理解となってしまします。
さらに、元々、自分が持っている知識量に依存する所も多く全く新しい分野の本には向いていません。
そのため、次のような使い方に適しています。
■使い方
- 読むべき本の選択
- 十分に知識のある分野の本を読む
- 既に一度読んだことのある本の復習
深い理解には適していませんが、浅い理解は可能ですので、これから読みたい本の取捨選択に向いています。
また、自分の知識量が多ければ多いほどその真価を発揮する速読法です。自分の得意分野の本を読んだり、一度読んだことのある本を復習したりする場合にはとても適しています。
キーワードリーディングタイプ
キーワードリーディングとは自分の知りたい内容のキーワードに焦点を当てて、高速で本を読む速読法です。
キーワードに集中して速読することで、読書の時間を最小化します。
そのやり方は次の通り
■やり方
- 本を読む前にその本から学びたいことを決め、そのキーワードを決める。
- 本を高速で本を読み、キーワードが出てきたら、その前後を普通のスピードで読む
この方法のメリットは
■メリット
- 最も習得がしやすい速読法
一方でデメリットは
■デメリット
- キーワードに関わる以外の情報は得られないこと。
初心者にも簡単に習得できる速読法であるため、キーワードリーディングを最初に習得することがおすすめ。
実際に速読ができる人の多くはこのキーワードリーディングを習得している人が多いようです。
ただし、キーワードに関してのみの情報しかインプットできませんので、本から自分の想像を上回る情報を得ることができないため、注意が必要です。
そんなキーワードリーディングに最も適した使用の方法は
■使い方
- 調べもの
ほしい内容のみを最速でゲットする。まさにキーワードリーディングにうってつけです。
ハイサイクルリーディングタイプ
ハイサイクルリーディングとは全ての内容をそこそこのスピードで読む速読法。
そのやり方は
■やり方
- 本を普段の6倍のスピード読む。
たったこれだけ。普通の読書をスピードを上げて行うだけです。
この方法のメリットは
■メリット
- 6倍の速さで本の内容すべてを読み、情報を余さずインプットできる
一方で、デメリットは
■デメリット
- 他の速読法に比べると速読スピードが遅い
他の速読よりスピードが遅いため物足りなさを感じるかもしれません。しかし、2時間で読んでいた本を、6倍のスピードでよめば、たった20分で読み終えることができます。
さらに、本の内容すべてに目を通すため、キーワードリーディングと違って、もれなくすべての情報をインプットすることができるのも強みの一つ。
そんなハイサイクルリーディングの適した使用方法は
■使い方
- 新たな分野の勉強
全く新しい分野に挑戦するときにはもってこいの速読法になります。
速読習得に大切なのは習得する順番
さて、ここまで3つのタイプの速読法を見てきましたが、大切なのは習得する順番。
いきなり難易度の高い速読法にチャレンジしても、うまくいかず挫折するだけ。
まずは簡単な速読法から始めましょう。
3つのタイプの速読法を簡単な順に並べると
簡単 キーワードリーディング
中程度 ハイサイクルリーディング
難しい フォトリーディング
ついつい、有名なフォトリーディングから始めてしまった人も多いかもしれません。
しかし、まずは一番簡単なキーワードリーディングから習得しましょう!!
キーワードリーディングを身に付けたら、ハイサイクルリーディング、そして、フォトリーディングと1つずつ速読のスキルを増やしていけば、最終的に速読マスターです!!