36冊目 怖い仏教(平野 純)

Q;仏教ってよくわからない....
A;怖い仏教。それは仏教への興味への入り口

『仏教ってよくわからない....』。この本はそんな思いを持っている人におすすめの一冊です。

 

この本はオリジナルの仏教(ブッダの仏教)とその誕生秘話を教えてくれます。全然イメージと違う内容.....。仏教に興味をもつための1冊に最適です。

 

本書の1ポイントは

 

ブッダの「死のトラウマ」

 

です。

概要

36冊目 怖い仏教(平野 純)

 

■概要

 

ブッダの「死のトラウマ」。それがすべての始まり...

怖い仏教。それは仏教への興味への入り口

 

■3ポイント

 

1. ブッダのトラウマ

2. ブッダの悟り

3. ブッダの真実

 

■著者

 

平野 純

 

■更新日

 

2020.04.20

3ポイント

1. ブッダのトラウマ

ブッダは紀元前563年、インドの小さな国「シャカ国」の王子として生まれました。ブッダは美しい庭を眺め、優雅な音楽を聴き、象にまたがりピクニックするなど、大切に育てられます。

 

そんなある日、いつものように象にまたがり、ピクニックに出かけます。そして、ふと町の光景に目を向けます。

 

そこには「腰の曲がった老人」「顔が黄疸でむくんだ病人」「水腫病でへそにハエがたかった病人」、そして「墓場に運ばれる死体」を目にします。

 

ブッダはとても衝撃を受け、「人間の死」がトラウマとなりました。

 

2. ブッダの悟り

「人間の死」がトラウマとなったブッダは鬱々として心休まらない日々を過ごします。そのトラウマを解決すべく彼はある方法を見つけます。

 

それは「死と向き合う」という方法でした。そして、彼は「死と向き合う」方法の一つとして、死体を眺め始めます。

 

死体を眺めているとある思想が思い浮かんできました。「どんなに偉い人でも、どんなにきれいな人でもいつか死に、醜い死体となり、跡形もなくなる…」

 

このとき、ブッダは「無常」の悟りを開きます。

 

3. ブッダの裏の顔

すべてのものはいつか無くなる…「無常」の悟りを開いたブッダにはもはや人間すら人間に映りません。そのため、ブッダには人間は内臓が詰まった、目や鼻などの穴が開いた袋にしか映りません。

 

常軌を逸した修行の結果、常軌をブッダという異端児が生まれ、仏教が誕生するのです。

 

そして時を経て、ブッダそして仏教は「インド→中国→日本」と伝わっていく中で大きく変化し、今の清廉潔白な日本仏教が生まれるのです。

 

アクションプラン

この本から学び今後に生かそうと思う私のアクションプランですが、

 

今度は日本仏教の勉強

 

です。

 

オリジナルのブッダ(仏教)がこうもイメージと違うとは…。仏教に興味をもついいきっかけになりました。
今度はなじみのある日本仏教を勉強しようかな...最近、「禅」にも興味があるし...。