29冊目 凡人が一流になるルール(齋藤 孝 )
凡人と一流の違い。それは過去の偉人から多くを学ぶこと
凡人と一流の違いを考えたことはありませんか?
この本はそんな疑問を持っている人におすすめの一冊です。
この本では一流とよばれる偉人の習慣を教えてくれています。6人の偉人が紹介されており、彼らの人生の習慣がまとめられています。収載されている偉人は
エジソン/ カーネギー/ 渋沢栄一/ 豊田佐吉/ 小林一三/ フォード
です。1人の偉人につき約10個、全部で約 60個の習慣が紹介されています。その中から3つだけ、心に残ったものを3ポイントでご紹介します。
本書の1ポイントは
凡人と一流の違い。それは過去の偉人から多くを学ぶこと
です。
概要
リンク
■概要
一流の習慣から学ぶ、凡人が一流になるためのルール。 凡人と一流の違い。それは過去の偉人から多くを学ぶこと。
■3ポイント
① 時空を超えて偉人を師匠にする(エジソン他) ② 若いころは他力、経験を積んだら自力(小林一三) ③ 大切なルールは箇条書きにする(フォード)
■著者
齋藤 孝
■更新日
2020.04.06 |
3ポイント
1. 時空を超えて偉人を師匠にする(エジソン他)。
いきなり本書の根幹にかかわる部分となりますが、エジソンは過去の偉人の書物を読み、勝手に自分の師匠として尊敬していました。
この最大のメリットは師匠の技術を学べ、且つ師匠に束縛されないことです。
師匠をつけると多くの技術を学べますが、同時に面倒な仕事も押し付けられます。しかし、偉人の書物なら信頼性も高く、確かが技術が学べ、一切の面倒な仕事を押し付けられません。
ちなみに、エジソンの師匠は電気化学者のファラデーでした。エジソンと半世紀ほど生まれた時代が違います。もちろん技術の進歩により、過去の技術を書いているでしょう。しかし、その思想や考え方は師事するにあたる内容です。
本書に収載されたほかの偉人も過去の偉人の書物を読み、過去の偉人から多くを学んでいました。
2. 若いころは他力、経験を積んだら自力(小林一三)
小林一三は幼少期に苦労をしつつも、慶応義塾大学に進学し、三井銀行に入社します。いずれも今以上に輝くトップブランドでした。
入社当時の若かりし頃の一三は典型的なダメ社員でした。しかし、会社のブランド力を借りて信用を得ることで、つまり他力で多くの経験を積みます。
そんな一三も結婚を機に、家族を守るため自力で仕事を始めます。一三自身の才能ももちろんありましたが、これまで他力で培われた経験を生かして大きな成功をおさめます。
3. 大切なルールは箇条書きにする(フォード)
自動車製造で成功したフォードですが、同時に販売代理店教育にも力を入れていました。その一つに販売代理店の心得を9項に渡って箇条書きにし、代理店に徹底させていました。
内容は当たり前のことですが、箇条書きにすることでチェックリストとして活用でき、自己チェックにつながります。また、箇条書きを自ら作成し、簡潔にアウトプットすることでその内容に対する意識も強くなります。
アクションプラン
この本から学び今後に生かそうと思う私のアクションプランですが、
偉人から学ぶ
です。本書の根幹そのものですが、多くの偉人から学び自分に合うものを盗んでいけたらと思います。
ほんの一部しか紹介できませんでしたが、ご興味を持っていただければ。。。。