24冊目 不都合な相手と話す技術 (北川 達夫)
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■概要
相手のことは分からない。だから、相手と自分に「きく(聴く、訊く)」。これがコミニュケーションの基本。
■3ポイント
① 対話のための3原則 ② 4つに分けて相手を理解する。 ③ 対話の基本は「きく」こと
■著者
北川 達夫
■更新日
2020.03.27 |

概要
24冊目は「不都合な相手と話す技術」です。
ツイッターで本書を呟いてる方がおり、興味が沸き、手にとった本です。
感想ですが、対話の心構えを教えてくれる本でした。私も苦手な人がいますが、仕事上どうしても対話が必要な時もあります。正直、何を考えいるのか分からないことが多くの感情的な口論になることも多いです。本書を通して学んだことはその解決にもつながるものでした。
今回のポイントは
相手のことは分からない。だから、相手と自分に「きく(聴く、訊く)」
です。それを念頭に3ポイントを見てみましょう。
3ポイント
それでは3ポイントです。
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対話のための3原則 |
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4つに分けて相手を理解する。 |
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対話の基本は「きく」こと< |
それは一つ一つ確認していきましょう。
1. 対話のための3原則
①相手のことは分からない。
育った環境も何もかも違うのだから、基本的に相手のことは分からない。
②分からないから話す。
以心伝心に期待しない。話さないと相手のことは分からないし、自分のこともわかってもらえない。話したところで分からないかも知れないが、それでも、話すことで少しでも歩みよれればコミュニケーションとしては成功である。
③身の安全を図る。
相手のことは分からない。今、相手が何を背負って話に挑んでいるかわからない。背負っているからこそ何を企んでいるかもわからない。世の中には様々な立場の人間がいる。その中で「どうすれば自分の身のためになるか」考える必要がある。
2. 4つに分けて相手を理解する。
①価値観の違い
生まれた環境が違えば、価値観も違う。まずはその違いを考える。
②発想の違い
価値観が違えば、発想も違う。また、価値観は同じでも発想が違うこともある。その違いを考える。
③主張の違い
発想が違えば、主張が違う。また、発想は同じでも主張が違うこともある。その違いを考える。
④違いを理解した合意
価値観、発想、主張のどの点が自分と違うのか理解できれば、合意の方向性が理解できる。
3. 対話の基本は「きく」こと
相手のことは分からない。だから、相手の話を「聴き」、理解できないことは「訊く」。そして、相手の立場になって自分自身の心の声に「聴き」、内心に「訊く」。相手と自分に「きく」ことで、相手と自分の違いを理解し、理性的な対話ができる。
アクションプラン
この本から学び今後に生かそうと思う私のアクションプランですが、
きく。
です。すべては解決しないと思いますが、「きく」ことで着地点が見いだせればと思います。