12冊目 すぐやる!(菅原洋平)
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■概要
脳科学の観点から、「見る」「聞く」「触る」をテーマにすぐやる技術をご紹介。すぐできないのは「意志」の問題ではなく、「脳の仕組み」のせい。脳の特性をうまく利用し、「すぐやる」技術を紹介します。
■3ポイント ① 脳に”やるべきもを”を見せ、”やるべきでないも”を見せない
② 脳に”自然な言葉”を聞かせ、”不自然な言葉”を聞かせない ③ 触って脳を信じさせる。
■更新日
2020.03.10 |

概要
12冊目は 「すぐやる!-「行動力」を高める”科学的な”方法」です。
いつも”だらだら”。そんな自分を変えたくて手に取った本です。
作業療法士の著者が脳科学的な知見からヒントをくれる一冊です。
感想ですが、”すぐやる”ための具体的な方法を教えてくれる本でした。
「”すぐできない”のは意志の問題ではなく脳の働きの問題。」と根性論ではなく、脳の仕組みをもとに科学的に説明してくれており、なんだか自分でもがんばれそうな内容でした。
また、”すぐやる”ためのすぐやれる習慣を紹介してくれているので、明日からでも実践可能です。
3ポイント
それでは3ポイントです。
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脳に”やるべきもを”を見せ、”やるべきでないも”を見せない |
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脳に”自然な言葉”を聞かせ、”不自然な言葉”を聞かせない |
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触って脳を信じさせる。 |
それは一つ一つ確認していきましょう。
1.脳に”やるべきもを”を見せ、”やるべきでないも”を見せない
脳は目から入った情報にもっとも大きな影響を受けます。そのため、私たちが何かを見た瞬間「やるべきか」「やるべきべきでないか」の葛藤が始まっています。つまり、見た瞬間、勝負が始まっているのです。
その脳の習性を生かし、”やるべきもの”は一瞬でもいいので目に見せましょう。たとえば、勉強しないといけないのなら、一瞬でもいいので参考書を見ましょう。また、見習うべき人がいればその人を良く見るようにしましょう。
逆に”やるべきでないも”は一切見ないようにしましょう。たとえば、何となくテレビを見てしまうのであれば、リモコンを隠してしまいましょう。また、まねをしてはいけない”ダメな人”がいれば見ないようにしょう。
2. 脳に”自然な言葉”を聞かせ、”不自然な言葉”を聞かせない
脳は耳から入った情報にも影響を受けます。
その中でも最も影響を与えるのはあなたの言葉です。
やる気を出すため、自分の心に問いかけるようにしましょう。
そして、その言葉は自分にとって”自然な言葉”を聞かせましょう。過去に振り返り”自分がやる気になった言葉”。それがあなたにとっての”自然なことば”です。たとえば、「『人のため』ならすぐやる」、「『頼られたら』すぐやる」と脳に言い聞かせしっくりくるようならそれがあなたにとっての”自然なことば”です。
その言葉はあなたにモチベーションを与え、すぐに行動に移させてくれます。
逆に”不自然な言葉”は聞かせないようにしましょう。たとえば、「やればできる」は"不自然な言葉"です。このような"不自然な言葉"はあなたにプレッシャーを与え、身動きがとりづらくなります。無理なく自分のレベルにあった”自然な言葉”を聞かせましょう。
3. 触って脳を信じさせる
触覚は五感で唯一「 ブロックできない」感覚です。私たちの脳は常に触覚を通じて、外の世界を把握しています。
そのような性質の触覚は自分の脳において”説得力”が最も高く、触覚で感じたことはほぼ無条件に信じてしまいます。
たとえば、ネットの見た情報や人から聞いた情報よりも、自分で手に取って感じた情報のほうが”説得力”が最も高いのです。
見たり聞いたりして得た情報にはどうしても限りがあります。そのため、それを試してどうなるか予測がうまくできず、あれこれ言い訳を重ねて結局”やらないという”選択をします。
できるだけ多くのものを触り、触覚に注意を向けるだけで、得られる情報の量と質が変わり、それによって、思い通りに体を動かせるようになります。
アクションプラン
この本から学び今後に生かそうと思う私のアクションプランですが、
脳に”自然な言葉”を聞かせる。
です。私の場合、「『頼られたら』すぐやる」や「『他の人にできないなら』すぐやる」でしょうか?
上手に自分の脳とおつきあいできれば。。。。